2012年07月11日

マイアミエレクトロ最前線 -序章-


 ブーティーミュージックと言えばなんといってもやっぱりマイアミ。往年のマイアミベースについては日本にも理解者は多いと思うが、しかし2012年現在リアルタイムでマイアミのエレクトロシーンで何が起こっているかを知っている人は少ない。Booty Music Japanでも2009年くらいに紹介したのを最後に長い間ストップしていたので、このEXZAKTの最新MIXと共に久々にマイアミに触れてみようと、まずはマイアミのBASSシーンをリアルタイムで追っている東京のBAXIM氏に現状を聞いてみた。


*****************************

−Exzaktの最近の動向やフロリダ(マイアミ)あたりの動向について教えてください。

 Exzaktの動向についてですが、まず彼のレーベルのMonotoneの話をさせていただきます。

 ◇Monotone 
 設立は2001年で今日現在でリリース数は41作品となっています。 monotone 17(2010)まではヴァイナル販売をしていたのですが、それ以降(2010年の途中から)はmp3のみのリリースとなっています。 その代わりリリース数が爆発的に増え、設立から2010年までは年に1〜5作品のリリースだったのですが、2011年では一気に16作品、今年もすでに5作品がリリースされています。 2010年以降のリリースのほとんどはExzaktと後述しますがCode Risingというユニットの作品がほとんどです。 ちなみに定期的にリリースがありElectro Bass専門のレーベルというのは現状ここだけです。 

 ◇Exzakt
 Exzaktの音としては以前からそんなに変化はないと思うのですが、強いてあげるならば、Anthony Rotherの初期の作品の様なタイトなエレクトロの作風を基礎にしつつ、マイアミベースネタをサンプリングした"Hoes In Hotels"や" My Heart Is In Miami EP"なんてのをリリースしたりと「MiamiのElectro Bass」という概念を押し出してる気がします。
http://www.exzakt.com/

 ◇Code Rising
 先にあげましたCode Risingですが、2人組みユニットでして2010年に最初の作品を出し、すでに11ものEP(全てmp3、monotoneから)をリリースしています。 作風は低音を強調したElectroビーツを基礎にしつつも途中でリズムを崩したりする飽きない展開や、サンプリングネタをちりばめるのがメインでメロディはあまり入れないのが特徴です。 僕の今一番楽しみなユニットで、Electro Bassの代表格だと思っています。 ちなみに去年末初めてTEBPのAE35さんと会ったときにCode Risingの話が出てやはりCode RisingはElectro期待枠なんだと実感しました(笑) リリース量が多い上に、サウンドクラウドにも定期的にフリーの曲をあげています。 先日もDynamix IIのremixをフリーであげていたと思えば次にマリリンマンソンのremixをあげていたりとメチャメチャで面白いです(笑)  
http://soundcloud.com/coderising/tracks

  ◇その他マイアミのBASSシーンについて
 Electro Bassに限った話をさせていただくと最近の作風としては、ちょっとダブステップを取り入れたような展開や音使いをしたり、 BPMこそ140くらいなのですがガバのキックを入れたハードコアのものがあったり、またメロディでトランスチックな旋律をいれたりしてるのが出て、少しずつ差別化を図っているような気もします。 とはいえ総じてリリース数が少ないジャンルなのでなんとなくの感覚とでしか言えないのですが。 今の主要なアーティストはぱっと思いつく限りですと、 Exzakt、Code Rising、Code RisingのソロユニットのEvoとKounterakt、Debonaire、J-Double、D.O.H.、Super Genius、Anthony Nuzzo、Rob Real、Phonotronix、Floorkilla等々です。昔から活躍してるJackal&HydeやDynamix IIにも期待しているのですが、最近リリースが無いので早く戻ってきてほしいものです(笑)。


 −このあたりの音源リリースについては、アナログが主流ですか?それともMP3が主流ですか?

 上記で挙げましたがMP3がメインです。販売はこれまたExzaktが運営しているElectro-Digital [http://www.electro-digital.com/]から販売されることがほとんどです。 あとはJunodownloadですね。ElectroのリリースってBeatportもあるんですが、Junoの方が充実しています。あとはみんなBandcampです。 Electroのレーベルは近年はmp3販売がメインで、アナログは年に1,2回程度、限定100枚とかの小規模の売り方をしてるのをよく見ます。


 −BAXIMさんが所属するTEBP(Tokyo Electro Beat Park) [http://tokyo-electro-beat.net/]の目指す方向性とこの辺の音はリンクしていますか? 

 そこはまだよく話し合っていないところです。 AE35さんとはよくElectroの話をするのですが、AE35さんはマイアミものもチェックされているようですが、UKを含めた欧州のElectroを好んでいるようです。 逆に僕は欧州Electroも好きなのですが、DJするならマイアミのほうが肌に合うので、僕はTEBPのマイアミ担当という役割なのかなと思っています。


***********************

 どうやらマイアミには、日本からは見えにくかったドープなシーンが現在進行形で広がっている模様。
BMJでは今後ベースエレクトロシーンについて徹底的に掘り下げていく。(BAXIM氏にディスクレビューを打診中!!)
もちろん日本の輸入レコード店などにもこの辺のエレクトロEPが少量ではあるがきっちり入っている。興味のある方は是非行き付けのレコ屋のエレクトロの棚をチェックしてみて欲しい。
そして、BAXIM氏が所属するTEBPが7月21日に東京でパーティーを開催するようなので、そちらで体験してみるのもオススメ!


(c)BootyMusicJapan2012
ラベル:BAXIM EXZAKT MONOTONE US
posted by BootyMusicJapan at 02:14 | TrackBack(0) | ELECTRO / BASS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。