ゲットーテックDJは、テクノにもヒップホップにも属さない、本当に特殊なスタイルで、ヒップホップのスクラッチDJの面白さと、アップリフティングなテクノDJのファンキーな上げ上げスタイルをミックスしたDJである。
これだけ聞いたら、ある種無敵なスタイルに思えるが、何でもっとゲットーテックを回すDJが出てこないのか?
その謎は、ゲットーテックのBPMにある。
平均BPMは152くらい。ドラムンにしてはやや遅いし、ハードテクノにしては早すぎる。このBPMのジャンルが他に思い浮かばない。つまり、他のジャンルとのミックスが困難ということ。
だいたいDJがレコードを購入する基準って自分がミックスできるかどうか、つまり自分の好きな速さの曲である事は大きいと思うけど、これじゃあ購入意欲をそそりませんわなあ。。
このジャンルに飛び込んでくる人は、よっぽど覚悟を決めた人ってことになる。
それでは何故そんなジャンルが誕生したのか?それはこのジャンルには他のジャンルには無い、ある特質を持っているからだと思われます。
今の150強BPMは、ある種変化というか、進化に近い発生の過程があって生まれた。
ゲットーテックはブーティーハウスの現在進行形である。それがなぜ時代を経て速くなったかに触れていこう。
最初125BPMで作ったトラックをクラブでプレイする。クラブのテンションがヒートアップしていき、BPMをどんどん上げていく。ターンテーブルは+8でまでしか上げられない。そのトラックは常に+8でプレイされるようになる。するとこんどそのスピードがオーディエンスには丁度良いグルーヴに感じるようになる為、その感触を得たトラックメイカーが今度は125+8の133BPMのトラックをリリースする。そしたら今度は133を+8でスピンするDJ(お調子者)が現れる。今度はそっちの方がウケがいいので141BPMのトラックが主流になっていく。
そうなってくると中には、昔の遅い曲もミックスしたいと言うことで45回転でスピンするDJも出てきたりする。これは割と知られた話。それらはこういう衝動の中できた1つの手法だったってことです。
こうして年々速くなって、気付いたらこんな速さになってたというわけ。現地の映像とか見てると今は150どころではなく、165は振り切っていると思う。
そこまで速くなると、今度皆が考える事は、2分の1の速さであるトラックをミックスしたり、トラックを作ったりしてみる。
そうすると、世界が一気に広がる。
そう、ゲットーテックは常に前進しているのだ。
以下イメージ動画
1995〜1998頃
2000〜
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メインサイトのサーバー整理とかが落ち着いたんで、ぼちぼち再開します。何も言わずに放置してスミマセンでした。
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