FAR EAST EP / TRAXMAN & PAISLEY PARKS(Бh○§†)
大盛況のうちに幕を閉じたTRAXMAN JAPAN TOUR 2014。大阪〜東京で文句なしのプレイを披露し、フロアを大いに沸かせたことはその場にいた人へ鮮烈な記憶として残ったに違いない。行けなかった人は弊社Booty Tune映像班が大阪、東京の各公演の映像を鋭意編集中なのでそちらをお楽しみに。
シカゴのJuke大将軍ことTRAXMAN、彼の滞在中のFBフィードを見ていると日本の様々な場所でSelfieをキメてる写真・動画が多くアップされていた。海老天、サイゼリアのシーフード・ドリアにハマっていたことも最高にウケたが、1点気になる写真がアップされていた。PAISLEY PARKSの脳、Kent、そしてPan Pacific PlayaのMr.MelodyがTRAXMANと一緒に写っていたもの。まさか……と思っていたがこれほど早く形として出してくるとは本当にビックリした。
そう、あの写真は本作"Far East EP" の制作風景だったようだ。一昨年のTRAXMAN来日公演ではメインフロアで彼の後の出番をモノともせずカマしまくったPAISLEY PARKS。この両者によるスプリットEPが本当にエゲつない。表題曲 "FAR EAST"を聴けば一発で分かる。横浜とシカゴのドン、このような個性の強さが激突し最良の方向へ化学反応を起こす共作を耳に出来ることは、極めて稀だ。
TRAXMANの手癖であるサクサクしたエディットのacid、そこからCold Act Ⅲで耳にしたようなPP印のシンセが顔を出す。中盤からはキレ全開の乾いたスネアやハットの乱射、声ネタのチョップで連獄カマされます。ヤバいです、アワアワします。他にも、Footworkアンセム "Reverb"をよりインダストリアルな質感にしたような①、BPMを120から突如160に変貌させる展開が特徴的な⑤、もうお手上げ。そしてゲリラ的なリリースにKOです。
「⑥Killaは前にもリリースしたじゃん!」なんてツッコミが超野暮ったくなるような、最 to the 高EP。今年の下半期もJuke / Footworkの動向は見逃せませんで。今週末はリキッドでD.J.FulltonoがSummit主催 "AVALANCHE 4"で国内HIPHOP勢を前にしてジューク回しますよ。チェケチェケ。
(文: AKIOCAM)
(c)BootyMusicJapan2014
ラベル:TRAXMAN Psisley Parks