2012年07月27日

ジューク/フットワーク 2012上半期TOP5 by 秋岡良寛

秋岡良寛 's 2012上半期TOP5


1: Paisley Parks / Q

2: PICNICWOMAN / Changed

3: DJ Rashad / We Trippy Mane (feat DJ Spinn)

4: DEEJAY CURT / orbit juke

5: Gant-man / I'm So Into You (I'm So Into Juke)


(1) GETO GALAXYのアルファベット一文字シリーズでは、この曲がオレの中で大ヒット!!意味不明の声ネタ / カスワード、ベタベタで激鮮烈なシンセが雪崩の如く全身を襲ってくるこのトラックにはホントぶっ飛ばされました。仲間とやってるWeb Zineでペイズリーにはインタビューで色々お話を聴かせてもらいましたが、これを天然で出してしまうKesさんマジパねぇっす。Pan Pacific Playaのガン細胞という触れ込みは、このトラック聴けば一発で分かります。ネンユマザファキホゥ!!!

(2) ジューク界の加瀬亮(?)、KEITA KAWAKAMIことファラカミ君の知り合い、という情報くらいしか明らかになっていないPICNICWOMAN。このビート・メイカーのトラック、キュートでフェミニンな雰囲気だけど、何故かしっかりFootworkなんです。すげぇ不思議。シカゴのヤツらにこの芸当は中々出来ないと思う。軽快なピアノの旋律がドス黒い雨雲のようなベースの響きに覆われたかと思えば、いきなり晴れ渡るように再度ポップネス全開のメロディに展開するなど、起伏に富んだトラックは本当に刺激的。まるで梅雨明け前の不安定なお天気のようでもあります。カワイイ声ネタにも要注目!ホント、関西はオモロいビート・メイカーがドンドン出てくるねぇ、このビート・メイカーを発掘したファラカミ君もビガッッ☆☆☆

(3) もはや説明不要、シカゴの名物コンビによるトラック。「ドープ」って言葉の意味ってイマイチ分からんから多用したくないけど、これはDopeなのかなーと思う。コンガのような打楽器を適当に連打してるような音、ピーンって鳴ってるチープな電子音、音が籠ったシンセ…など使ってる音の種類がマジで少ない。Juke /Footworkはノリが重要なんだな、とこのトラックに再確認させられました。ベースやスネア / ハットの響き、配置する場所でこうも何度も聴きたくなるクセやアクが産まれると思うと、この音楽の深みへ更にハマっちゃうよ。このトラックのMVでは黒い人達が楽しそうにMPC叩いてます。あと、壊れたヘッドフォンでコーラス収録してるギャントマンの姿には笑いました。これらを観て『TEKLIFE』とはこんな感じなのかな、と思ってます。


(4) Ghettotekzの若手ビート・メイカー、DEEJAY CURT。奇妙にビヨンビヨンいってるベースが延々と続くトラックで、Neu!を初めて聴いた感覚を思い出しました。「アホの人や!」と。CANみたいに本気でおかしい人らじゃなくて「繰り返しって最高だよなハハハ♪」って高らかにアホをやってる感じと、この変態ジューク聴いて同じ匂いを感じました。ド渋でミニマルなことをジュークでやる人ってあまり見かけないのでホント期待してます。「どうしたらトラック売れるやろ」とかメッセージ送ってこんでも大丈夫だと思うよ、こんなん売るような個性持ってれば。


(5) 今まで聴いてきたJuked Outの中で、ダントツにカッコイイです。このトラックでSWVも好きになって元ネタが収録されてるCDも買ったくらい、イケてる!BPM160にしてスナッククラップ散りばめて…って作業自体はスゴく簡単そうだけど、すべてのトラックがJuked Outに適しているかと言われたらそうでもないんです。このトラックのベースはクソ早いBPMにも関わらず、腰がキックやスネアに合って動いてしまう程のグルーヴが生じています。SWVをJuked OutにしようとしたGant-manのアイディア完全勝利!!といった感じ。Juke / Footowrkっていうか、BPM160で楽しく踊れる音楽です。流石の一言


【総評】
 今年の上半期もJuke / Footworkを主に聴いてましたが、ホントこの音楽の底が知れません。国内ではBootytuneの兄さん達、PPPからはPaisley Parksが2012年初っ端からカマしてましたね。春先にはOutlookでD.J.Fulltonoが激クールなプレイで、知ってる顔が率先してFootwork踊ったりオレは模様を撮影・編集して、前よりは多い人数をFootworkに巻き込めたのかなって思います。
そして夏にはBootytune怒濤のリリース・ラッシュ攻勢の第一弾としてguchonさんのEPが発売されて「もう耳を休ませるヒマありませんわホンマ勘弁して下さいよ~」なんて嬉しい悲鳴が上がっちゃいます。海外は……そこまでディグってないのでアレですが、Deejay Curt、Deejay LJなどの若手の新たな出現には、シカゴの層の厚さが窺えてテンション上がりました。あと上半期で忘れちゃいけないのがTraxman、1曲もランクインさせてないけどまぁ誰か入れてるしいいでしょ。ヤバいことをオレが書いたら価値下がっちゃうんで。


【気になるトラックメイカー】
・dannyjamz
この人の四つ打ちジューク、超ノリノリだよ。チャリ乗りながら聴いてみて。漕ぐスピード1.5倍くらいにはなるね。ネタ選びもダンスマニア~フレンチ・ハウス~ヒップホップと、広い守備範囲で魅せてくれます。単純に聴いていて楽しいです。ジュッケッビー!!

・2tall
ミネソタで活動するYBのマイメンとして、もうお馴染みですね。フットワークも踊る彼のトラックは甘くて柔らい上音、時にアシッド・ノイズやベースで毒づく感じが特徴。こんな感じの女の子が彼女になったら刺激的で楽しそうですね。Badloveってトラックはまさにそんな感じ。

・Deejay LJ
イマイチ調べ切れていないので申し訳ないですが、FEWSGCってクルーかDJチームに所属しているビート・メイカーで、イースト・シカゴ在住らしいです。Womack Loveってトラックを初めて聴いたときまたスゴい人出てきた!と驚喜してました。ベースの破壊力は圧巻。


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秋岡良寛 aka akiokam

Juke / Footworkの模様を気が向いたら撮影して編集する、気分屋。最近の趣味は横浜の飲み屋巡り。週末は野毛か宮川橋で酔っ払ってます。Kayano_sotoというWeb Zineも仲間とやっているので読んで下さい。そろそろ第2号リリースなので是非!


・Kayano_soto blog
http://blog.livedoor.jp/kayano_soto/


・Web Zine "Kayano_soto"
http://issuu.com/kayano_soto/docs/kayano_soto_01
(創刊号はPaisley Parks、Satanicpornocultshopインタヴューが掲載されてますよん)





(c)BootyMusicJapan2012


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