2014年04月27日

【追記あり】追悼 DJ Rashad

rashad_430.jpg

【追記】

今回の追悼記事をアップした後に、DJ Rashadの死因についての情報が海外メディアに掲載されました。

まず結論から述べると、今のところ死因は不明です。

少し経緯がややこしいのでどのような報道があったかを説明します。



Rashadの死去を各メディアが報道。遺体のそばでドラッグと器具が見つかったという警察の証言から、死因はドラッグのオーバードーズの可能性があると報じられる。(4月28日)

「検死官がRashadの死は薬物のオーバードーズではなく足にできた血栓が原因だと言っている。遺体のそばで見つかった薬物用の器具はマリファナの吸引具でハードドラッグ用のものではない」とRashadのいとこからHyper Dubに連絡があり、レーベル関係者から伝え聞いたThe Guardian紙の記者がそのことを記事にする。(5月1日)

http://www.theguardian.com/music/2014/may/01/dj-rashad-died-blood-clot-not-drugs


The Guardian紙の記事をソースにPitchforkなどの主要メディアが「Rashadの死因は血栓である」と報道する。

Pitchforkの記事に対して、「Rashadの母親からの連絡によると、いとこがHyyper Dubに伝えた情報は完全には正確ではないようだ。The Guardianの記事は検証されたものではない。近いうちに公式声明を発表する予定だ」とHyper Dubから連絡がある。(5月1日)

http://pitchfork.com/news/54956-dj-rashad-cause-of-death-revealed/

また、Hyper Dubは「我々が確証を得て公式声明を出すまではRashadの死因についての報道は差し控えて欲しい」とTwitterで述べている。(5月2日)

https://twitter.com/Hyperdub/status/461911942513557505


Hyper Dubからの公式声明を待ってから死因についての追記をしようと考えていたのですが、誤った情報が広まっているようなので現在の状況について書かせていただきました。


==以下本文==

いくつかのメディアやシカゴのDJ達のSNSでの書き込で報じられているように、426日にジューク/フットワーク・シーンのパイオニア、DJ Rashadが亡くなった。死因は不明だか、遺体のそばでドラッグと器具が見つかったことから、ドラッグのオーバードーズではないかとみられている。享年34歳。

DJ Rashadはシカゴ・サウスサイド出身。相棒DJ Spinnとの出会いをきっかけにDJ、トラックメーカーとしての活動を始める。98年、ゲットーハウスの代表レーベルDance Maniaからデビュー。Dance Mania倒産後はデトロイトのJuke Traxから良質なジュークのリリースを重ね、シーンの第一人者と目されるようになる。

2009年の「JUKEWORKS(Juke Trax)を皮切りに、シカゴのフットワーク・ダンサー向けに作られた変則的トラック=フットワーク・トラックのリリースを始め、ゲットーハウスの延長線上でジュークを聴いていたリスナーに衝撃を与える。

その後はGhettophilesPlanet MuLit Ciy TraxHyperdubなどかのレーベルからクラシックを連発。シカゴのローカル・ダンスミュージックであったジューク/フットワークを世界に広めた最大の功労者だ。今年1月に行われたHyperdub10周年公演で待望の初来日。素晴らしいプレイでフロアを狂乱に導いたのも記憶に新しい。

ローカルなダンスミュージックが世界進出する時に、海外の流行に合わせて、その音楽のエッジを失う例は枚挙に暇がないが、ジュークが(今のところ)そうなってないのはDJ Rashadとその相棒DJ Spinnの功績が大きい。ジュークの持つダンスミュージックとしてのポテンシャルを保ったまま、他のジャンルの要素を自分の音に取り入れる。彼らはシーンの第一人者としてその難題に果敢に挑みつづけ、時代時代のスタンダードとなるトラックを数多く作り出してきた。ジューク・シーンには素晴らしいトラックメーカーが沢山いるが、自らの手で流行を生み出すことができるのは彼らだけだろう。

Hyperdub10大阪公演の後、DJ Rashadのインタビューの場に同席したが、日本でフットワークをする人が増えていることをとても喜んでいた。とりわけ東京公演の印象は強烈だったようで、「東京は最高だ。こんなにフットワークを踊る街は他にはない」と嬉しそうに話していたのが忘れれない。

先週にはStone ThrowからSnoop & Dam-Funk"Do My Thang"のリミックスを発表、28日にはWheez-ieの始めたニューレーベル Southern Belle RecordingsからEPWe On 1」をリリースするなど精力的な活動を行っていた。今後ますますの活躍が期待されていただけに、その早すぎる死が残念でならない。謹んでご冥福をお祈りします。

TEKLIFE TILL  THE NEXT LIFE.

RIP DJ RASHAD.


(徳永 刻)



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2014年04月22日

FootworKINGzのフットワーク・チュートリアル動画

CHICAGO DANCES-HOW TO FOOTWORK STEP BY STEP TUTORIAL STARRING KING CHARLES X PAUSE EDDIE


シカゴ・フットワークの基本を学べる素晴らしいチュートリアル動画がアップされたのでご紹介します。シカゴのトップ・フットワーカー、King CharlesとPause EddieがErk N Jerk、Dribbles、Skates、Mikes(Mike N Ike)などシカゴ・フットワークの基本ステップを10個紹介しています。RP BooDJ Diamond、DJ Soloなどバトル系トラックの名手の曲で踊っているのが熱いですね。

King CharlesとPause Eddieはシカゴの優れたフットワーカーを選抜して結成されたFootworKINGzのメンバー。昨年秋にNHKで放送されたEXILEのUSAがシカゴ・フットワークに挑戦するドキュメンタリー番組にも出演していたので覚えてる方も多いのではないでしょうか?

このチュートリアルを観たり、参考にして踊ってみたりした後に、フットワークバトルの動画を観てほしいですね。
例えばこれとか…。

AG VS Basik

ステップの速さとリズムの複雑さのために、とても真似できないように思えていたダンスが、チュートリアルで紹介されてるような一つ一つは単純なステップの組み合わせで成り立っているのが分かってきて面白いですよ。

FootworKINGzについて詳しく知りたいかたは以前書いた記事を良かったらチェックしてください!

Kizaam's Footworkipedia - FootworKINGz 特集 -

http://ghetto.seesaa.net/article/238123205.html

文: 徳永 刻
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